蛍光灯が製造終了!LED照明に切り替えるときのポイントについて

今回は、私たちの生活に欠かせない「照明」についてのお話です💡

巡回点検で管理物件を回っていると、共用部などで蛍光灯を使っている建物を今でもよく目にします。長年お世話になってきた蛍光灯ですが、実はこれから少しずつ「今まで通りに買うのが難しくなる」時期が近づいているのをご存知ですか?

■ 意外と知られていない「終了のタイミング」

実は、健康や環境への影響を考えて水銀を使った製品を減らしていく「水俣条約」という国際的な取り決めにより、一般照明用の蛍光灯は「2027年末」までに製造・輸出入が終了することが決まっています。

製造・輸出入が禁止になる一般照明用蛍光ランプ一覧図

先日(2026年4月)発表されたあるメーカーの調査でも、このニュースを知っている方は6割を超えたそうです。ただ、実際に「LEDへの交換を具体的に進めている」という方はまだ1割未満とのこと。毎日お忙しいと、つい先送りになってしまいますよね。

ですが、ここで少しだけお気をつけいただきたいポイントがあるんです。

■ 今年(2026年末)に終わってしまう種類もあります⚠️

「2027年末までなら、まだ来年だし大丈夫」と思われがちですが、実は照明の種類によってスケジュールが違います。

「電球形蛍光灯」は既に製造が終了。オフィスやマンションの廊下、トイレ、ダウンライトなどでよく使われている「コンパクト形蛍光灯(FPLやFDLなど)」も2026年末に製造が終わってしまいます。今(2026年5月)から数えると、来年を待たずにひとつの区切りが来ることになります。

計画更新のイメージ画像

■ 少し早めの切り替え計画がオススメです

「切れてから交換しよう」と少し先延ばしにしてしまうと、結果的にビル管理のコスト面や、テナント様への対応で思わぬ負担が増えてしまうかもしれません。

実は生産終了が近づくにつれ、蛍光灯自体の価格高騰が続いているだけでなく、不動産業界では「LED照明器具の深刻な納期遅延」という新たな問題が起きています。

① 駆け込み需要による「数ヶ月〜半年待ち」の発生

現在、オフィスでよく使われるベースライトや直管LEDへの交換需要が急増し、極端な品薄状態になっています。通常なら1ヶ月程度で納品される器具が、現在「数ヶ月から、長くて半年待ち」となるケースも出てきました。「電気が切れてから発注する」というこれまでのやり方では、数ヶ月間も共用部やオフィスが薄暗いまま…といった事態になりかねません💦

② 先月(2026年4月)のメーカー一斉値上げの余波

先月、主要メーカー各社が施設用照明器具などを約10〜15%一斉に値上げしました。この値上げの直前に注文が殺到した影響で、現在、市場の在庫がすっからかんの状態に陥っています。「過去の見積もりと同じ型番が手に入らず、急遽別の機種で再設計しなければならない」といったケースも頻発しています。

タイミングが遅れるほど、「希望のLEDが手に入らない」「費用が割高になる」「工事まで何ヶ月も待つ」というリスクが高まるため、少し早めの計画的な切り替えを強くおすすめしています。

■ 電球の交換だけでは不十分なケースも

「とりあえず電球だけLEDにすればいいよね」と思われる方も多いのですが、ここにも注意が必要です。

照明器具そのものの寿命は、一般的に約10年と言われています。

使用年数が10年を超えると故障率が高くなるため、電球だけ新しくしても、土台となる器具が寿命を迎えていれば、すぐに点かなくなってしまうことも…。
そうなると、結局また業者を呼んで交換作業が必要になり、二度手間になってしまいます。

照明器具の累計故障率のグラフ

さらに、配線工事が必要なケースや互換性の問題もあるため、LEDへ切り替えるときは「照明器具ごとの交換」を検討していただくのが一番確実で安心です!

■ まずは「現状の確認」から始めてみませんか?

当社では、現場の状況をしっかり確認した上で、最新の在庫状況や納期を踏まえ、それぞれの建物に合った最適なプランを柔軟にご提案しています。

「うちのビルの照明は、いつ頃どうすればいい?」「全部替えると費用はどのくらい?」といった疑問をお持ちのオーナー様は、まずは一緒に計画を立ててみませんか?ぜひ、お気軽にご相談ください!