新宿区にある管理物件にて「排水の状況が悪い」とのご相談を受け、調査から塩ビ製インバート桝への交換工事を行いました!
排水不良の調査
排水不良のご相談を受け、まずは敷地内の排水系統を上流から順に確認していきました。
屋外に設置されている「インバート桝(排水の合流や歪曲部に設置する、底に溝のある桝)」を見てみると、通常なら流れていくはずの水が不自然に滞留しています。
さらに詳しい原因を特定するため、排水管内部へ内視鏡カメラを挿入して調査を進めます!
調査したところ、桝自体の沈下によって接続されている排水管の角度が変わり逆勾配になっていました💦
不具合が起きていたのは、築年数の経過した建物によくみられる「コンクリート製」の桝です。コンクリート桝は継ぎ目やヒビ割れからの漏水リスクがあり、その水が土砂を流して地中に空洞を作ることがよくあります。今回の沈下も、わずかな漏水による土砂流出が引き金になった可能性が考えられます。
調査結果をもとに、現在主流となっている「塩ビ製」の小口径インバート桝への交換工事をご提案。施工のご依頼をいただきました!
工事の流れ👇
- 周辺の掘削
桝の周辺を掘削し、古い桝を取り除きます。
- 基礎の補強・桝と排管の設置
再び沈下が起きないように砕石を敷いて基礎を作ります。配管は適切な傾斜を確保しながら、接続していきます。
上部に飛び出している部分は「掃除口」です。
- 埋め戻し・復旧
土砂を埋め戻し、突き固めた上で表面をコンクリートで復旧します。
塩ビ桝化のメリット
コンクリート製から塩ビ製になると、色々とメリットがあります👇
- 地震などの揺れに対して柔軟に変形するので破損しにくい
- 内壁が滑らかなので、コンクリートに比べて汚れが不着しにくく流れがスムーズ
- 完全密閉に近いので、漏水などのリスクが大幅に低減する
とはいえ、どうしても年数とともに汚れは蓄積していくため、あらかじめ「排水管の高圧洗浄」の計画を立てておくことが大事です。
数年に一度の洗浄作業をあらかじめ予算に組み込んでおくことで、突然の排水逆流によるテナント様への補償や、緊急対応にかかる費用のリスクを抑えることにつながります💡